グリーン住宅ポイント制度とは?おトクに家を建てられる制度を紹介 2021.06.03
2021.06.03コロナ禍の住宅需要の落ち込みを防ぐため、「グリーン住宅ポイント制度」がスタートしました!グリーン住宅ポイント制度を活用すれば、30~100万円分に相当するポイントを受け取れます。
この記事では、グリーン住宅ポイント制度の概要や活用のメリット、適用される要件をわかりやすく解説します。
1. グリーン住宅ポイント制度とは?
2. 適用条件・ポイント・対象期間を解説
3. 受け取ったポイントは何に使える?
4. 国の制度を賢く活用した家づくりを
■グリーン住宅ポイント制度とは?
グリーン住宅ポイント制度は、グリーン社会の実現および住宅投資の喚起を通じて、新型コロナウイルスの流行で落ち込んだ経済を立て直すことを目的に創設されました。条件を満たすことで、商品や追加工事代金に使えるポイントを受け取れます。
ポイント発行の対象となるのは、次の4つのケースです。
・新築住宅の建築、購入
・既存住宅の購入
・リフォーム工事
・賃貸住宅の建築
今回は、特に新築住宅の建築にスポットを当てて解説します!
■適用条件・ポイント・対象期間を解説
新築住宅の建築の場合、適用条件は、一定の省エネ性能を満たす家を建てることです。受け取れるポイントは30~100万ポイントです。
具体的には、次の①②の新築住宅が対象となります。
①高い省エネ性能等を有する住宅
認定長期優良住宅や認定低炭素建築物、ZEHなど。条件を満たす新築住宅を建築すると、40万ポイントを受け取れます。
②一定の省エネ性能を有する住宅
断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4以上の新築住宅。条件を満たすと、30万ポイントを受け取れます。
ただし、特例の場合、ポイントが加算されます。特例とは次の4つのケースです。
・東京圏からの移住
・多子世帯住宅
・三世代同居の住宅
・災害リスクが高い区域からの移住
特例の場合、①高い省エネ性能等を有する住宅では60万ポイント、②一定の省エネ性能を有する住宅では30万ポイントが加算されます。
たとえば、①高い省エネ性能等を有する住宅で東京圏の対象地域からの移住というケースでは、100万ポイントを受け取れます。また、②一定の省エネ性能を有する住宅で災害リスクが高い区域からの移住というケースでは、60万ポイントを受け取れます。
適用期間は、2020年12月15日〜2021年10月31日の間に工事請負契約が締結されていることです。
申請には、省エネ性能等の基準を満たすことを証明する登録住宅性能評価機関等の第三者評価が必要です。そのため、制度の適用を検討しているなら、早めに住宅会社に相談しましょう。
■受け取ったポイントは何に使える?
受け取ったポイントは、「新生活」「環境」「安全・安心」「健康長寿・高齢者対応」「子育て支援、働き方改革」「地域振興」に関する商品と交換できます。また、「新生活」「防災」に対応した追加工事費用にあてることもできます。
■国の制度を賢く活用した家づくりを
家づくりにはお金がかかりますが、負担を減らす制度も存在します。おトクな制度を活用して家づくりをするには、情報収集が大切。ポータルサイト等を活用して情報収集に努めましょう。シガ宅では、これからもタイムリーな情報発信を行ってまいります。