無垢フローリングのお手入れ方法とは? 2022.01.06
2022.01.06無垢フローリングに憧れていても、お手入れに不安を感じている方は多いのではないでしょうか?
無垢フローリングのお手入れは、意外とカンタンです!
今回は、無垢フローリングのお手入れ方法をわかりやすく解説します。
■塗装によってメンテナンス方法も変わる
無垢フローリングの塗装には、ウレタン塗装と自然系オイル塗装の主に2種類があります。
ウレタン塗装とは、ウレタン樹脂を吹き付けて仕上げる塗装方法です。表面がツルツルする代わりに、汚れに強いことがメリットです。ウレタン塗装の場合、基本的にはメンテナンスフリーですが、時々クリーナーワックスを掛けることで綺麗な状態を保ちやすくなります。
自然系オイル塗装とは、植物性オイルを木にしみ込ませて仕上げる塗装方法です。ウレタン塗装と比べて、木の風合いやぬくもりが感じられるのがメリットです。一方、ウレタン塗装と比べると、小まめなお手入れが必要です。
■自然系オイル塗装のメンテナンス方法
小まめなお手入れが必要といっても、特別な技術が必要なわけではありません。習慣になれば、ストレスなくお手入れできるようになります。続いては、自然系オイル塗装のメンテナンス方法をご紹介します。
●掃除機やほうきでホコリをとる
無垢フローリングでも、通常のフローリングと同様に掃除機をかけてOKです。砂粒などがあると無垢フローリングにキズがついてしまうので、気になった時は小まめに掃除機やほうきでホコリをとりましょう。
●週に1~2回乾拭きする
週に1~2回、乾いた雑巾で乾拭きしてください。モップクリーナーを使うと、立ったまま掃除できるので楽ちんです。
●月に1~2回水拭きする
月に1~2回、よく絞った雑巾で磨くと、汚れが綺麗に落ちます。水拭きの時もモップクリーナーを使うと便利です。水拭きは必須ではないので、汚れが気になった時だけでもかまいません。
●年に1回程度オイル塗装をする
最初は半年後に、以降は年に1回程度、自然系オイル塗装の重ね塗りをしましょう。
■こんな時どうする?無垢フローリングのお手入れ方法
日々のメンテナンスとあわせて気になるのが、水がこぼれた時など非常時の対処法です。続いては、トラブル別に無垢フローリングのお手入れ方法を解説します。
●水がこぼれた時
無垢フローリングは、水がこぼれたまま放置していると水染みがつきやすいので、乾いた布ですぐにふき取りましょう。
●シミがついた時
シミがついた時は、目の細かいサンドペーパーで磨いてください。仕上げに乾いた布に自然系オイルをしみこませて拭くと、元通りになります。
●大きな凹みやキズがついた時
大きな凹みキズがついた時も、良く絞った雑巾を置いてアイロンをかけると、回復する可能性があります。木は、水を吸い込むとふくらむ性質を持つからです。
■多少のキズは「味」ととらえるのも大事
キズや汚れも、視点を変えれば家族が積み重ねてきた暮らしの思い出です。生活に支障がない程度であれば、「自然素材ならではの味」ととらえることも大切です。
年月を重ねるほどに風合いが増していくのが無垢フローリングの魅力です。そこにキズや汚れが加わり、新築とはまた違った趣を楽しめる家になるでしょう。