コラム

  • TOP
  • コラム
  • 日本の建築技法「木造軸組工法」のメリットと注意点

日本の建築技法「木造軸組工法」のメリットと注意点 2023.04.13

2023.04.13

日本の伝統的な建築技法であり、現在も住宅に多く採用されている木造軸組工法。マイホームの工法として検討している方も多いのでは?

今回は、そんな木造軸組工法のメリットを、ツーバイフォー工法や鉄骨・RC造と比較しながら解説していきます!

1.木造軸組工法とは
2.ツーバイフォー工法と比べたメリット
3.鉄骨・RC造と比べたメリット
4.まとめ

■木造軸組工法とは

木造軸組工法(在来工法)は、日本の建物に古くから用いられてきた建築技法です。今でも日本の住宅に最もよく採用されています。

コンクリートの土台と垂直の柱、水平の梁、斜めに支える筋交い(すじかい)などの構造を持ち、耐久性や耐震性に優れています。

■ツーバイフォー工法と比べたメリット

ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)は、アメリカから伝わった建築技法です。「2インチ×4インチ」の角材で枠組みをつくり、パネルを取りつけて6面の箱のように家を組み立てます。

ツーバイフォー工法と比べると、木造軸組工法には次のようなメリットがあります。

●設計・デザインの自由度が高い

木造軸組工法は、規格サイズの枠組みが基本となるツーバイフォー工法より、設計やデザインの自由度が高いのが魅力です。間取りやデザインにこだわりたい方でも、理想のマイホームを実現しやすくなります!

●可変性が高くリフォームに対応しやすい

間取りの変更や増築をしやすい柔軟性の高さも木造軸組工法の特徴です。子どもの成長や両親との同居など、ライフスタイルに変化があったときも、リフォームしやすいのは大きなメリットといえるでしょう。

●依頼する工務店の選択肢が多い

日本に古くからある建築技法だからこそ、対応できる工務店がたくさんあります。選択肢が多ければ、担当者との相性や間取りの提案力などを比較検討し、納得感のある工務店を見つけやすくなるでしょう◎

■鉄骨・RC造と比べたメリット

鉄骨造は、骨組みに鉄や鋼製の部材を用いる工法で、マンションや高層ビルなどによく用いられます。
RC造は「鉄筋コンクリート造」のことで、鉄筋の枠組みにコンクリートを流し込む工法です。

ここでは、鉄骨造・RC造と比べた木造軸組工法のメリットを見ていきましょう。

●建築コストが安い

木造軸組工法は、鉄骨造・RC造より建築コストを抑えやすいことがメリットです。ただし、建築コストは依頼する工務店によって大きく差が出るため、契約前にしっかり相談しておきましょう。

●固定資産税が安い

木造軸組工法のほうが固定資産税も安くなる傾向があります。建築コストに加えて、建ててからかかる費用も少なくて済むのは大きなメリットです。

■まとめ

木造軸組工法は、設計やリフォームの自由度が高く、さらに建築コストも抑えられるなど、メリットの多い建築技法です。日本の気候・風土にも適しているため、家づくりをお考え中の方は、ぜひ採用を検討してみてください♪