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年を経るごとに味わいが増す「無垢フローリング」の魅力 2024.05.09

2024.05.09

天然の木から切り出した板をそのまま使用した「無垢フローリング」は、一枚板ならではのナチュラルな質感と温かみが人気の床材です。

保温性と断熱性が高く、素足で歩いても気持ちがいいのに加え、年を経るごとにだんだんと味わいが増してくる点も支持されています。

今回は無垢フローリングを取り入れた住宅の施工事例をご紹介しながら、無垢材の魅力やメリットを解説します。

■無垢フローリングの種類

ひとくちに無垢フローリングといっても、使用する木材によってさまざまな種類があります。

以下はフローリングの床材として使用されることの多い、木材の一例です。

木材の種類によって、木目の出方や耐久性、経年劣化による色の変化なども異なるため、それぞれの特徴を比較して選びましょう。

■無垢フローリングを取り入れた事例3選

それでは実際に、無垢フローリングを取り入れた施工事例を見ていきましょう。

●事例1.年中素足が気持ちのいいリビング

玄関ホールからLDKまでの床に、サラサラとした肌触り気持ちの良い無垢材を使用しました。

無垢材の中でも、パイン(松)は夏でもべたつきにくいのが特徴で、裸足で歩き回りたくなるような心地よい質感に仕上がります。

家具やファブリックにグリーンやオフホワイトといったナチュラルカラーを合わせると、経年変化によって床の色が変化してもマッチし続けます。

●事例2. 和モダンな雰囲気にも

無垢材は和モダンな雰囲気にもピッタリ。味わい深さを出したい場合は、アンティーク家具にもよく使用される「チーク」という種類の無垢材がオススメです。

チークは東南アジア原産のマメ科の広葉樹で、木材自身が持つ天然の油分が年数を経るごとに少しずつ表面に浮かび上がり、上品なあめ色に変化していきます。

他の無垢材と比較すると費用はかかりますが、高級感のある滑らかな質感は唯一無二の魅力と言えます。

●事例3.美しい木目のLDKが中心の生活空間

木材が本来持つ無垢材ならではの木目の美しさを、LDKの主役にするのもおすすめ。

まるでログハウスの中にいるかのような、木のぬくもりを感じながら生活できる空間になりました。

また、壁や天井にシンプルな白を用いることで、キッチンの赤いクロスやネイビーの玄関ドアなどが空間の絶妙なアクセントに。こだわりのアイテムが際立つ空間です。

■経年変化が無垢フローリングの醍醐味

無垢フローリングは年数を経るごとに、色味や艶感が変化して味わいが増していきます。

お気に入りの木材を選んで、家族の思い出を刻むかのように変化していく天然木の味わいを楽しめる住まいにしましょう。

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