マイホーム計画時の予算オーバーを解決するコストダウン術 2025.01.30
2025.01.30夢のマイホームを計画していると、理想を詰め込み過ぎて、あっという間に予算オーバー…なんてことも珍しくありません。
そこで今回は、予算内で理想のマイホームを実現するための、賢いコストダウン術をご紹介します。
■外壁の凹凸を減らす
複雑なデザインの外壁は、材料費や施工費がかさみ、コストが高くなりがちです。
一方、凹凸が少ないシンプルなデザインを選べば、建築費用を抑えることができます。
直線的でシンプルなデザインは、モダンで洗練された印象を与え、機能性とデザイン性を両立できるので、予算オーバーを防ぐ方法として、まずは検討してみましょう。
■屋根の形をシンプルに
屋根の形状は建築コストに大きな影響を与えるため、コストダウンを検討するポイントの一つです。
たとえば、寄棟屋根は棟が多くなる分、材料や施工費がかさみますが、切妻屋根や片流れ屋根を採用すればコストを抑えることができます。
ただし、勾配がきつくなる場合は足場を組む必要があり、逆にコストアップにつながる可能性があるため注意しましょう。
■子ども部屋の間仕切りを省く
間仕切り壁を減らすことで、材料費や施工費を抑えることができます。
子ども部屋は、初めから個室を設けるのではなく、広めの部屋を確保し、成長に合わせて後から区切れるように計画するのがおすすめ。
初期費用を抑えつつ、将来的な家族の変化に対応できます。
■収納は扉を付けずオープンに
収納スペースに扉を設けずオープンにすることで、費用を抑えることができます。
オープン収納は空間を広く見せる効果があるため、とくに小さな部屋では圧迫感の軽減や、開放感の向上に役立ちます。
収納内を見せることを意識してディスプレイすることで、機能性とデザイン性を兼ねたインテリアとして楽しむことができます。
■和室ではなく畳コーナーにする
畳コーナーは、空間一角を活用して設置するため、独立した和室をつくるよりも低コストで実現できます。
例えばリビングの一部を畳コーナーにすれば、家族がくつろぐスペースとしてだけでなく、子どもの遊び場やお昼寝スペースとしても役立ちます。
さらに、素材やデザインを工夫することで、伝統的な和の雰囲気を残しつつ、開放的でモダンな空間を演出することが可能です。
■収納スペースを1カ所にまとめる
各個室にクローゼットを設置する代わりに、家族全員で使用する広めのクローゼットを設けることで、間仕切りや扉の数が減り、建築コストを削減することが可能です。
小さな収納を複数設けるよりもコストダウンでき、家事を効率化しやすくなるメリットもあります。
■フェンス・門扉を省く
敷地の境界にフェンスや門扉を設置せず、コストを削減する方法もあります。
ただし、防犯面やプライバシー性が気になる場合は、目隠し効果のある植栽や防犯カメラの設置も検討しましょう。
シンプルな門柱のみを設置し、費用を抑えつつ家の顔としての役割を持たせることも可能です。
マイホーム建築におけるコストダウンは、工夫次第で様々な方法があります。
大切なのは、”どこにお金をかけるか”、”どこを削るか”の優先順位を明確にすること。
理想と現実のバランスを取りながら、賢くコストダウンを実現し、夢のマイホームを手に入れましょう。