住宅ローン利用時に加入する「団体信用生命保険(団信)」ってなに? 2025.02.13
2025.02.13住宅ローンを組むとき、加入を求められる保険が「団体信用生命保険(団信)」です。 ローン返済中の万が一の事態に備える、大事な保険です。
今回は、住宅ローンを利用する上で重要な役割を果たす団信について、一体どんなものなのか、メリットや加入時の注意点を含めて解説します。
■団信とは?
団信は、住宅ローンの返済中に、ローン契約者が死亡または高度障害状態になった場合、住宅ローン残高を保険金で返済する制度です。
万が一のことがあっても、残された家族に住宅ローンの負担が残らず、安心して住み続けることができます。
■団信のメリット
住宅ローンを組む時、「もしものことがあったら家族はどうなる?…」という不安を解消し、経済的負担をなくすのが、団信(団体信用生命保険)の最大のメリットです。
万が一の場合、保険会社が代わりにローンを完済するため、家族が返済に悩む必要がなくなります。
■団信加入時の注意点
団信は、住宅ローンを利用者の大きな支えになりますが、加入する際には、いくつか注意点があるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
・健康状態による加入制限
団信は生命保険の一種なので、持病や病歴の告知が必要です。
そのため、健康状態によっては加入できない場合があるので注意しましょう。
・団信加入後は契約内容の変更不可
団信への加入は、原則として住宅ローン契約時のみです。その後の契約内容の変更は、基本的にできません。
保障内容が自分に合っているか、将来のライフプランも踏まえて慎重に検討しましょう。
・生命保険料控除の対象外
一般的な生命保険とは異なり、団信は生命保険料控除の対象外です。
保険金受取人が住宅ローンを提供する金融機関であるため、所得税控除を受けることができません。
■マイホーム計画は元気なうちに
多くの住宅ローンは、団信への加入を申し込み条件としています。
そのため、健康を損ねてしまうと、利用できるローンの選択肢が限られたり、希望する金額を借り入れられなかったり、金利条件が悪くなったりする可能性があります。
より多くの選択肢の中から有利な条件で住宅ローンを組めるように、健康なうちにマイホーム計画を進めましょう。