子どもの成長に合わせて変化!フレキシブルな間取りで叶える快適なマイホーム 2025.10.16
2025.10.16子どもの成長は、嬉しい反面、あっという間で驚かされますよね。それと同時に、家族の暮らし方もどんどん変わっていきます。
家を建てるときは、そんな未来の変化に柔軟に対応できる間取りを考えておくことが、家族みんなが長く快適に暮らすための大切なポイントです。
今回は、子どもの成長に合わせてフレキシブルに暮らせる住まいづくりの工夫をご紹介します。
■将来は2部屋に!「可変性」のある子ども部屋
小さいうちは、兄弟姉妹で走り回れる広いプレイルームがあると嬉しいですよね。
でも、中学生にもなれば「勉強に集中したい」「一人になれる部屋がほしい」と、プライバシーを求めるようになります。
そこでおすすめなのが、将来的に部屋を仕切ることを想定した設計です。
たとえば、12畳の広い子ども部屋を作っておき、あらかじめドアや照明、コンセント、クローゼットを2つずつ用意しておく。
そうすれば、子どもが大きくなったタイミングで、壁を作るだけの簡単な工事で、あっという間に6畳ずつの2部屋に分けられます。
これなら、それぞれのプライベート空間をしっかり確保できますね。
■「仕切り方」の工夫で暮らしの自由度アップ
部屋を完全に壁で仕切ってしまうのではなく、スライドドアやロールスクリーン、あるいは本棚のような間仕切り家具を活用すると、空間の使い方の自由度がぐんと上がります。
たとえば、リビングの隣に畳コーナーなどの多目的スペースを設ける間取り。
子どもが小さいうちは仕切りを開け放ち、リビング続きのキッズスペースに。
お昼寝のときだけ閉めるなどして、フレキシブルに使えます。
子どもが成長したら、そのスペースを子ども部屋として使うのもおすすめ。
将来子どもが独立したあとは、パパやママの趣味部屋にしたり、再び仕切りを取り払って、広々としたリビングにリフォームしたりできます。
家族の“今”に一番フィットする形に変えられるのは、大きな魅力ですね。
■物が増えても大丈夫!成長に合わせた「収納計画」のコツ
子どもの成長とともに、確実に増えていくのが「物」。
おもちゃや絵本、小学生になれば教科書やランドセル、習い事の道具。
さらに大きくなれば、部活の道具や趣味のコレクションなど、収納するものも大きさも変わっていきます。
こうした変化に対応できるのが、高さを自由に変えられる「可動棚」です。
しまう物に合わせて棚の高さを調節できるので、スペースを無駄なく活用できます。
また、子ども自身でできるお片付けの仕組みづくりも大切です。
特に小さいうちは、子どもの目線の高さや、手の届く位置に“自分専用の収納場所”を作ってあげましょう。
自分で出し入れできると、「自分でお片付けする」という習慣が自然と身につきます。
子どもの成長に合わせてフレキシブルに使える間取りは、暮らしやすさを長く保つ秘訣。
将来の家族の笑顔を想像しながら、どのライフステージでも快適に暮らせる住まいを、ぜひ実現してくださいね。