滋賀の家づくりに「スペパ」を!限られた空間を最大限に活かす間取り術 2025.10.30
2025.10.30

「コスパ(費用対効果)」「タイパ(時間対効果)」に続き、今、賢い家づくりの新しいキーワードとして注目されているのが「スペパ(スペースパフォーマンス)」という言葉。
これは、限られた空間をいかに有効活用し、暮らしの豊かさに繋げるかという考え方です。
今回は、滋賀の家づくりですぐに役立つ、暮らしがもっと楽しくなる「スペパ」の間取り術をご紹介します。
■暮らし方が広がる「リビング隣の多目的スペース」

ひとつの部屋に、ひとつの役割。そんな固定観念を取り払うと、空間はもっと自由になります。
たとえば、リビングの隣に小上がりの和室を設けるのはどうでしょう。
普段は子どもが走り回ったり、ゴロンとお昼寝したりする遊び場に。
洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたりする家事スペースとしても活躍します。
そして、引き戸をそっと閉めれば、ゲストが気兼ねなく泊まれる客室に早変わり。
小上がりの段差を活かして床下を大容量の収納にすれば、散らかりがちなリビングもすっきり片付きます。
一つの空間が、家族の成長や日々のシーンに合わせて何通りにも姿を変える、まさにスペパの真骨頂です。
■「デッドスペース」が「お宝スペース」に!

デッドスペースだと思っていた階段下が、アイデア次第で家族のお気に入りの場所に変わります。
棚を設ければ、ストック食材を置けるパントリーや、掃除道具の収納庫に。
小さなカウンターと照明をつければ、リモートワークに集中できるこぢんまりとした書斎や、子どものスタディコーナーになります。
「自分だけの隠れ家」のような特別な空間は、趣味の作業に没頭したり、愛犬の居場所にしたりと、想像力が膨らみますよね。
■収納は「床」から「壁」へ。壁面を使いこなす

収納家具を置けば、そのぶん床面積は狭くなってしまうもの。
そこで発想を転換し、「壁」という縦の空間に目を向けてみましょう。
床から天井までいっぱいに使った壁面収納なら、驚くほどの収納力を確保できます。
特に家族が集まるリビングでは、テレビボードと本棚、飾り棚を一体化させたシステム収納がおすすめです。
家族の写真や本、趣味のコレクションまですべてを美しく収めることで、部屋がすっきりと片付くだけでなく、おしゃれなインテリアにもなります。
広さだけが、住まいの豊かさを決めるわけではありません。
限られた空間だからこそ生まれる暮らしの工夫や、家族の心地よい距離感があります。
滋賀の美しい風景のなかで、あなただけの快適な毎日を育むために。「スペパ」という賢い視点を、ぜひ家づくりに取り入れてみませんか。