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住宅会社との打ち合わせ前に夫婦で決めておくべき3つのこと 2025.11.20

2025.11.20

いよいよ住宅会社との打ち合わせが本格的にスタート!
でもその前に、夫婦で家づくりの土台を固めておくと、その後の進行が驚くほどスムーズになります。
「夫婦で意見がまとまらない」「要望がうまく伝わらない」といった後悔をしないために、事前に話し合っておくべきことは何でしょうか。
この記事では、打ち合わせ前に最低限決めておきたい3つのことと、夫婦の話し合いを円滑に進めるためのコツをご紹介します。

■1. 【お金のこと】総予算の上限はいくら?

最も重要で、最初に決めておくべきなのが予算です。
大切なのは、建物本体の価格だけでなく、土地代、諸経費、外構工事、さらには新しい家具や家電の購入費まで含めた「総予算」の上限を夫婦で決めておくこと。
「月々いくらまでなら、無理なく返済していけるか」という視点で、現在の家計や将来のライフプランと照らし合わせながら、具体的な金額を話し合いましょう。
最初にこの上限を明確にしておけば、住宅会社から予算に合った現実的な提案を受けやすくなり、「気づいたら予算オーバーしていた…」という事態を防げます。

■2. 【暮らしのこと】間取りの”要望”に優先順位をつける

家づくりでは、「広いリビングが欲しい」「書斎が欲しい」「収納はたくさん欲しい」など、たくさんの夢や要望が出てくるもの。
ですが、すべての要望を叶えようとすると、予算も広さも足りなくなってしまいます。
そこで、お互いの要望を「これだけは譲れない絶対条件」と「できれば叶えたい希望条件」に分けて、優先順位をつけてみましょう。

<話し合いのヒント>
・お互いに「絶対条件」を3つずつ書き出してみる。
・なぜそれが必要なのか、理由も一緒に話してみる。
・家族全員の生活動線をイメージしながら、今の暮らしの不満点を挙げてみる。

夫婦それぞれの「絶対条件」をすり合わせ、優先順位をつけておくことで、間取り決めの際に判断に迷うことが少なくなります。

■3. 【こだわりのこと】希望するイメージを具体的に

「おしゃれなキッチンにしたい」「リラックスできるお風呂が欲しい」といった抽象的な要望だけでは、住宅会社に理想の雰囲気を伝えるのは難しいもの。
例えばキッチン一つとっても、「リビングが見渡せるオープンな形」「コンロはIH」「掃除しやすい人工大理石のシンク」など、希望条件がたくさん出てくるでしょう。
この具体的なイメージを家族でしっかりと共有しておきましょう。
SNSなどで気に入った写真を集めて共有フォルダを作ったり、住宅雑誌の切り抜きを集めた「いえづくりノート」を作成したりするのもおすすめ。
担当者に写真を見せると、言葉だけでは伝わりにくいデザインの好みやこだわりが的確に伝わりますよ。

■夫婦の話し合いをスムーズに進めるコツ

家づくりは決めることが多く、時には意見がぶつかることもあるかもしれません。
そんな時は、以下の3つのポイントを意識してみてください。

・一度にすべてを決めようとしない
「今日は予算の話だけ」など、テーマを絞って少しずつ進めましょう。

・相手の意見を否定しない
まずは「なるほど、そういう考えもあるね」と受け止め、尊重する姿勢が大切です。

・「なぜ?」を掘り下げる
「なぜ書斎が欲しいの?」と理由を掘り下げることで、代わりのアイデア(例:リビングの一角にカウンターを設ける)が見つかることもあります。

■準備万端で、楽しい家づくりをスタートしよう

打ち合わせ前の夫婦会議は、お互いの価値観を再確認し、家づくりという一大プロジェクトを共に進めるために欠かせないプロセス。
ここでしっかりとビジョンを共有しておくことが、住宅会社とのスムーズな連携、そして何より、家族みんなが満足できる家づくりにつながります。
ぜひお二人でじっくり話し合う時間を設けて、楽しみながら理想のマイホームづくりをスタートさせてくださいね。