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リビング階段で後悔しない!快適性とプライバシーを両立するアイデア 2025.06.05

2025.06.05

子育て世帯を中心に人気が高まっているリビング階段。「お子様の様子を把握しやすい」「家族との自然なコミュニケーションが生まれやすい」といった魅力から、多くのご家庭で選ばれています。
一方で、「冬はリビングが寒くなる」「生活音が2階に響く」など、住みはじめてからデメリットに気づくケースも少なくありません。

今回は、リビング階段で後悔のないために知っておきたい注意点と、快適な空間をつくるためのアイデアをご紹介します。

■リビング階段3つの注意点

リビング階段を導入する際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

・冷暖房効率の低下
1階と2階の空間がつながっているため、暖かい空気は上へ逃げやすく、冷たい空気は下に溜まりやすくなり、冷暖房効率が低下します。
とくに冬場は足元が冷えやすい状態に。

・音・ニオイの拡散
階段を通じて、リビングでの会話やテレビの音、料理のニオイが2階に届きやすくなります。
お子様の勉強や在宅ワーク時に、生活音で集中しにくくなることも。

・プライバシーの確保
来客が多いご家庭の場合、来客時に家族がリビングを通るのが気になる、お子様が友達を連れてくるとリビングで落ち着いて過ごせないなど、プライバシー面で不便さを感じることがあります。

■快適性とプライバシーを両立するアイデア

リビング階段のデメリットは、少しの工夫で解消できます。

・仕切り戸やロールスクリーンを設置する
階段に引き戸やロールスクリーンを設置し、必要に応じて空間を仕切れるようにしておくのも一つのアイデアです。
冷暖房効率が高まり、音やニオイの広がりを軽減できます。

・階段の位置を工夫する
階段がリビングの中心にあったり、ソファの前を横切らないと2階へ上がれなかったりすると、落ち着いて過ごせなくなります。
リビングの出入口付近に階段を設置するなど、くつろぐ空間と交差しないような動線計画を心がけましょう。

・高断熱・高気密の住宅性能を確保する
リビング階段のある住まいは、上下階の空間がつながる構造上、対策をしないと冷暖房効率が下がりやすくなります。
快適に暮らすためには、あらかじめ注意点をしっかり把握したうえで、住宅そのものの断熱性・気密性を高めた家づくりを検討することが大切です。


家族のつながりを育むリビング階段は魅力的ですが、快適に暮らすためには、冷暖房効率や音の問題、プライバシーへの配慮といった事前の対策が大切です。
導入を検討する際は、これらの点に注意しましょう。