「長期優良住宅」ってどんな家?知っておきたいメリットと認定基準 2025.07.24
2025.07.24長期優良住宅は、耐久性・耐震性・省エネ性などに優れ、長期にわたり快適に暮らせる住宅です。
国が定める基準を満たし、認定を受けると、税制面の控除や補助金など、多くのメリットを得られます。
今回は、長期優良住宅のメリットと、認定を受けるための基準について解説します。
■長期優良住宅の認定を受けるための基準
長期優良住宅として認定されるには、以下の項目を満たす必要があります。
<長期優良住宅の認定基準>
■長期優良住宅のメリット
長期優良住宅として認定を受けると、以下のような経済的・将来的なメリットがあります。
・住宅ローン控除の優遇
長期優良住宅は、住宅ローン控除の対象金額が一般住宅より高く設定されています。
一般世帯は最大4,500万円、子育て世帯や若者夫婦世帯は5,000万円を上限に、13年にわたり住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されます。
・税制優遇(不動産取得税・登録免許税・固定資産税)
不動産取得税の控除額が、一般住宅の1,200万円に対し1,300万円に拡大。登録免許税の税率は、一般住宅の0.15%から0.1%へと引き下げられます。
また、固定資産税の税額が1/2に減額される期間が、一般住宅で3年のところ、長期優良住宅は5年に延長されます。
・保険料・ローン金利の割引
長期優良住宅は耐震性に優れているため、地震保険料が割引されます。さらに、フラット35を利用する場合には、金利引き下げの対象にも。
また、建物の性能が高い住宅は、資産価値を維持しやすく、将来的に売却や相続をする際にも有利です。
■子育てグリーン住宅支援事業の補助を受けられる
長期優良住宅は、子育てグリーン住宅支援事業の補助金の対象にもなっています。
子育て世帯や若者夫婦世帯が新築する場合、最大80万円、建て替えでは100万円の補助を受けることが可能です。
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