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【Q&A】地鎮祭は何をするの?必ずやるべき? 2024.08.22

2024.08.22

家を建てる際、節目のタイミングで行う儀式のひとつが「地鎮祭」です。名前を耳にしたことはあっても、実際にどんなことをするのか分からず、戸惑う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、地鎮祭をやるかどうか迷っている方、何をしたらいいのか分からない方に、地鎮祭の概要や流れ、準備するものなどについて解説します。

1.地鎮祭は「工事の安全祈願する儀式」
2.地鎮祭は必ずやるべき?やらないと何か問題がある?
3.地鎮祭は家づくりの大切な思い出になるセレモニー

■地鎮祭は「工事の安全祈願する儀式」

「地鎮祭(じちんさい)」とは、建築工事に先立って行われる儀式のこと。土地の神様に、工事の安全と家の末永い繁栄を祈願するために古くから行われてきました。住宅だけでなく、オフィスビルや商業施設などの工事でも執り行われています。

地鎮祭には、施主のほか、施工会社も参加します。敷地に祭壇を設け、供物を供えて、神職をお呼びして司式を執り行います。地鎮祭の日取りは、「十二直」という暦注を元にした建築における吉日から選びます。
祭壇や供物は、施工会社や神職が用意することが一般的ですが、地域や会社によって異なるため、担当者とよく相談しましょう。

■地鎮祭は必ずやるべき?やらないと何か問題がある?

以前は、地鎮祭は必ず行う儀式でした。しかし、近年では、費用がかかることや日程が合わないことなどを理由に地鎮祭を行わず、近隣へのあいさつ回りのみで済ませる方も増えているようです。

必ずしなければいけないものではありませんが、建築工事の安全祈願に加え、これから家づくりにかかわる大工さんや職人さんと一度に顔合わせができるといった良い面もあります。「やっぱりやっておけばよかった」と後悔しないためにも、よく話し合って地鎮祭をやるかやらないかを検討するようにしましょう。

■地鎮祭は家づくりの大切な思い出になるセレモニー

地鎮祭の準備は大変だと思われる方も多いのですが、会場や祭壇の準備、供物などの手配は施工会社が中心となって進めるケースがほとんどです。ご自身は、神職へお渡しする「玉串料」の準備だけで済むことが一般的なので、実際にはそれほど手間はかかりません。

地鎮祭は、「家づくりをしなければ経験できない貴重なイベント」でもあります。実際に地鎮祭を行った方からは、「子ども達と参列できていい思い出になった」「完成が楽しみになった」などの喜びの声も聞かれます。ご家族にとって家づくりの思い出に残る大切なセレモニーですので、せっかくなら「地鎮祭」の実施を考えてみてはいかがでしょうか?

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