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センスが光る!個性を引き出す外壁の張り分け術 2025.09.04

2025.09.04

同じ形の家でも、外壁の張り分けで印象は大きく変わります。
色や柄の組み合わせだけでなく、配置の工夫次第で、軽やかにも重厚にも仕上げることが可能です。
今回は、住まいの個性を高める外壁の張り分けパターンをご紹介します。

■全面張り

外壁全体を同じ色や柄で仕上げる全面張りは、統一感と落ち着きのある外観を生み出します。
和風・洋風どちらの住まいにも調和し、幅広いスタイルに対応する張り方です。
家のフォルムを際立たせたいときや、木目調の玄関扉や格子、黒サッシといったディテールを引き立てたいときにもおすすめです。

■上部・下部で張り分け

水平方向に外壁を切り替え、上下で色や素材を変える方法です。
上部にアクセントをつけると、視線が上に向いて軽やかな印象に。下部にアクセントを置くと、安定感や重厚感が高まります。
さらに、張り分け位置を高めに設定し、下部に濃い色や柄を選ぶと重心が下がり、風格のある外観を演出できます。

■縦・横方向に張り分け

縦方向を意識して張り分けると、高さが強調されてすっきり見えます。
シンプルな外観でも、縦ラインを入れるだけでシャープで都会的に。
一方、水平に伸びる庇やバルコニーといった横方向を強調するように張り分けると、ゆったりとした佇まいの外観に仕上がります。

■前後の面で張り分け

建物の前面と背面で張り分ける方法です。
玄関ポーチやバルコニーなど、前に突き出た部分にアクセントをつけると、立体的でリズミカルな外観に。
背面にアクセントをつけると、奥行きのある落ち着いた印象を与えます。

外壁の張り分け術を知っておくと、住まいの個性や魅力をぐっと引き上げることができます。
「どの部分を目立たせたいか」「どんな雰囲気に仕上げたいか」をイメージしながら、素材や色の組み合わせを工夫して、自分らしい個性が光る外観に仕上げましょう。