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フローリング選びで後悔しない!無垢材と合板材のメリット・デメリットを比較 2025.08.21

2025.08.21

住宅の床材で広く採用されているフローリング。
「無垢材」と「合板材」の2種類があり、見た目だけでなく使い心地やお手入れのしやすさも異なります。
今回は、無垢材と合板材のメリット・デメリットを比較しながら、特徴や選ぶ際の注意点について紹介します。
住まいのフローリング選びにお役立てください。

■無垢材フローリングの特徴

天然木そのものを使用した床材で、木の風合いやあたたかみを感じられるのが魅力です。
美しい木目や素足にやさしい肌触りは、無垢材ならでは。
経年変化によって色や質感が深まり、使い込むほどに味わいが増していくのも大きな特長です。
さらに、木が持つ調湿作用によって、室内の湿度を一定に保ちやすくなる効果もあります。
一方で、やわらかい樹種は傷や凹みがつきやすく、湿度の影響で膨張・収縮するため反りや隙間が生じることも。
ワックスがけやオイル塗布など、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、合板材に比べると価格は高めです。

■合板材フローリングの特徴

薄くスライスした木材を貼り合わせた床材です。
表面には、天然木を薄く加工した板や木目柄のシートが用いられます。
中でも、表面に2〜3mmの無垢材を使用した挽き板タイプは、無垢フローリングと見分けがつかないほどの自然な仕上がりです。
湿度による収縮が少ないため、反りや割れが起こりにくく、お手入れも簡単。
デザインやカラーバリエーションが豊富にあり、幅広いインテリアスタイルに対応できます。

■どちらを選ぶ?目的や暮らしに合わせた選択を

木の質感や経年変化を楽しみたい方、自然素材に囲まれて暮らしたい方は、無垢材のフローリングがおすすめ。
多少お手入れの手間はかかりますが、その分愛着が深まり、長く住むほどに味わい深くなっていきます。
一方、コストを抑えつつ、メンテナンスの負担も減らしたい方には、合板材が最適。
デザイン性と機能性のバランスがよく、多くの住宅で選ばれています。

それぞれの素材の特徴を理解し、見た目だけでなく、求める機能や予算に合ったフローリングを選ぶことが大切です。
サンプルを取り寄せたり、ショールームで実際に触れてみたりして、じっくり選びましょう。