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住宅ローンには店舗型銀行とネット銀行のどちらを選ぶべき? 2024.09.12

2024.09.12

家づくりのお悩みのひとつが「住宅ローン選び」です。最近は、店舗のある銀行だけでなく、ネット銀行も候補に上がるため、迷う方も多いようです。
そこで今回は、店舗型銀行とネット銀行の特徴やメリット・デメリットについて解説します!しっかり検討して、自分に合った住宅ローンを選びましょう♪

1.店舗型銀行のメリット・デメリット
2.ネット銀行のメリット・デメリット
3.どちらを選ぶべき?
4.金利だけでなく諸費用も含めて比較を

■店舗型銀行のメリット・デメリット

実店舗がある「店舗型銀行」の最大のメリットは、対面で相談できることです。担当者がつき、書類の書き方など親身になって相談に乗ってくれるため、初めて住宅ローンを利用する方でも安心して手続きを進められます。

また、柔軟な審査が行われることもメリットです。例えば、勤続年数が1年未満でも、担当者が問題ないと判断すれば、審査に通ることも。書類だけで一律に審査されることはなく、状況に応じて審査が行われます。

しかし、実店舗のある銀行はネット銀行に比べて金利がやや高めです。また、店舗に足を運ぶ必要があり、メールのやり取りだけで手続きが完結することはないため、店舗が近くにない場合は負担に感じることがあるかもしれません。

■ネット銀行のメリット・デメリット

ネット銀行は、実店舗を持たず、インターネット上での取引を中心としている銀行です。最大のメリットは、何といっても低金利です。ネット銀行は店舗運営のコストがかからないため、金利を低く設定できるのです。

また、手続きはインターネット上で完結するため、時間や場所を選ばずに利用できることもメリットです。

一方で、ネット銀行にはデメリットもあります。
担当者がいないため、申し込みから審査、書類の提出など、基本的にすべて自分で手続きを行う必要があります。銀行への質問はチャットやメールが主で、基本的には電話や対面で質問しながら手続きすることはできません。このため、慣れていない方やネットでの手続きが苦手な方にとってはハードルが高いと感じるかもしれません。

また、ネット銀行の審査は比較的厳しいとされています。安定した収入や信用情報が重要視されるため、審査を通過するのが難しい場合もあります。

さらに、手続きにおいても注意点があります。一般的に、抵当権設定登記は、ネット銀行指定の司法書士を利用するよう定められています。司法書士にかかる費用が割高になったり、スケジュールが合わせにくかったりといったケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

■どちらを選ぶべき?

店舗型銀行とネット銀行のどちらがいいのかは、人によって異なります。例えば、安定した収入があり、自分で手続きを進めることに抵抗がない方は、低金利なネット銀行を活用するといいでしょう。しかし、ネットでの手続きが複雑に感じる方や対面でのやり取りを重視する方は、実店舗のある銀行を選ぶと安心です。

また、住宅ローンを選ぶ際には諸費用もよく確認しましょう。事務手数料や保証料、繰り上げ返済手数料など、金利以外のコストにも違いがあります。ネット銀行は事務手数料が高い場合が多く、実店舗のある銀行は保証料がかかることが一般的です。

■金利だけでなく諸費用も含めて比較を

最終的には、トータルでのコストを比較し、自分のライフスタイルやニーズに合った銀行を選ぶことが大切です。専門家に相談しながら、慎重に検討することをおすすめします。
住宅ローンは長期間にわたる大きな契約です。自分にとって最適な選択をするために、しっかりと情報を集め、比較検討を行いましょう。

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