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住宅ローンの組み方。収入合算とペアローンはどう違う? 2024.12.12

2024.12.12

住宅購入を検討する際、夫婦でローンを組む方法として「収入合算」と「ペアローン」があります。
どちらも夫婦の収入を活用して借入額を増やすことができますが、それぞれ異なる特徴を持つため、どちらが自分たちに合っているのか理解して選ぶことが重要です。
今回は、収入合算とペアローンの違い、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

■収入合算とペアローンの違い

「収入合算」は、夫婦のどちらか一方が主債務者となり、2人の収入を合算して1本の住宅ローンを契約する方法です。
たとえば、夫が主債務者となり、妻の収入を合算することで、夫単独よりも多くの金額を借り入れることが可能になります。
一方、「ペアローン」は、同一金融機関において夫婦それぞれが別々にローンを契約する方法です。
1つの物件に対し2本の住宅ローンを組み、夫婦それぞれが債務者となってお互いが連帯保証人になります。

■収入合算のメリット・デメリット

収入合算のメリットは、夫婦の収入を合わせることで、1人では借りられない金額のローンを組むことが可能になる点です。
住宅ローンが1本のため、ペアローンと比べて手続きが簡単で、事務手数料などの諸費用も1本分で済みます。

一方、デメリットは、所得税や住民税が控除される「住宅ローン控除」の対象が主債務者だけになること。
また、万が一主債務者が亡くなった、高度障害を負ったといった場合に、住宅ローンの返済が免除される団体信用生命保険(団信)に加入できるのも主債務者だけです。
ただし、フラット35の場合は、夫婦で加入できる「デュエット」(ペア連生団信)を利用できます。

夫婦どちらも収入が安定しているけれど、1人の収入だけでは借り入れ希望額に届かない場合は、収入合算を検討するとよいでしょう。

■ペアローンのメリット・デメリット

ペアローンのメリットは、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けることができるため、収入合算よりも節税効果を得やすい点です。
また、夫婦2人とも団信に加入できるため、たとえば奥様に万が一のことがあれば奥様のローンは免除されます。
残された夫の住宅ローンは残りますが、ローンの総額が減ることで夫の負担を軽減できます。

デメリットは、事務手数料や登記費用が2人分必要になること。
しかし、ローン控除で得られる金額の方が大きくなる場合が多いため、総合的に見るとメリットが大きい可能性があります。
ただし、ペアローンは夫婦ともに住宅ローンの審査に通る必要があり、収入合算で合算者となるよりも審査が厳しくなります。
夫婦ともにまとまった収入を確保でき、住宅ローン控除や団信加入のメリットを重視するのであれば、ペアローンを検討してみるとよいでしょう。

■収入合算・ペアローンを利用する際の注意点

収入合算やペアローンを利用する際は、将来設計について夫婦でしっかりと話し合うことが重要です。
今は収入が安定していても、出産や育児などで働けなくなり、収入が減少する可能性があるからです。
収入合算やペアローンの利用により、借入額を増やし過ぎると、収入が減ったときに対応できなくなります。
無理のない返済計画を立てること、専門家に相談することも大切です。

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