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傷・汚れ・ニオイに強い!子育て家庭に最適な「床材・壁材」の種類と選び方 2025.12.11

2025.12.11

子どもが小さいうちは、家の中の傷や汚れは避けられないもの。
元気に走り回ったり、汚れた手であちこち触ったり、おもちゃを落としたり、食べこぼしをしたり…。
育児や家事、仕事をこなす忙しい毎日の中では、掃除に時間を費やせない日もありますよね。
今回は、傷や汚れ、ニオイに強い、子育て家庭に最適な床材と壁材の種類・選び方をご紹介します。

■床材

床材は日常的にダメージを受けやすく、快適性や安全性にも関わってきます。
素材ごとの特徴を把握し、コストパフォーマンスにも考慮して選びましょう。

・無垢フローリング

天然木を切り出した床材で、あたたかみのある肌触りや質感、香りが魅力です。
湿度が高いときには水分を吸収し乾燥すると放出する調湿効果があり、裸足で歩くとサラッと心地よく、冬はひんやりしません。
定期的なメンテナンスが必要で、水に濡れるとシミになりやすく、傷が付きやすいというデメリットもありますが、子どもの成長とともに変化する風合いを楽しめます。

・複合フローリング

合板や集成材の表面に薄い化粧材を貼った床材で、反りや曲がりが少なく、品質や仕上がりが均一。
表面に傷や汚れ防止加工が施されている商品が多く、無垢フローリングよりもお手入れがラクで、価格も比較的リーズナブルです。
表面の仕上げによって、シート(木目をプリント)、突き板(0.3〜1mm程度の天然木を使用)、挽き板(2mm程度の天然木を使用)と種類があり、好みや予算によって選べます。

・クッションフロア

塩化ビニール製の床材で、ほどよい弾力があり、転倒時の衝撃をやわらげてくれるため安全性に優れています。
水や汚れに強くサッと拭き取れるため、お子様が食べこぼしても安心です。
デザインの種類が豊富で価格もリーズナブル。
ただし、素材がやわらかいため、おもちゃを落としたり、家具の重みで傷やへこみが付きやすかったりする点には注意が必要です。

■壁材

子育て中は、汚れた手で触ったり、クレヨンでお絵描きしてしまったりと、どうしても壁が汚れてしまうものです。
そこで、一般的なビニルクロスよりも汚れや傷に強い機能性を持たせた壁材を選びましょう。

・汚れ・傷に強い機能性クロス

水拭きで簡単に汚れを落とせる防汚機能付きのクロスなら、日々のお手入れが格段に楽になります。
表面を特殊なコーティングで強化したクロスは、傷やへこみを防ぐのに効果的。
とくにお子様が遊ぶリビングやキッズルームなど、壁に触れる機会が多い場所に取り入れるのがおすすめです。

・消臭・調湿壁材

気になるニオイを軽減する消臭効果のある壁材は、リビングや子ども部屋の空気をきれいに保つのに役立ちます。
さらに、調湿機能を持つ壁材なら、カビや結露の発生を抑えられ、より健康的なお部屋づくりが可能です。

子どもは、床にごろりと寝転んだり、壁を触ったりと、壁や床に直接触れる機会が多いもの。
素材の特性に注目をして、汚れや傷に強く、日々のお手入れ負担が少ないものを選びましょう。