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失敗しない家づくりのために!「標準仕様」と「オプション仕様」の確認を 2025.04.24

2025.04.24

家づくりを進める上で大切なポイントのひとつが、「標準仕様」と「オプション仕様」をしっかり確認すること。両者の違いを把握しないまま進めると、思いがけない追加費用が発生し、予算オーバーにつながる可能性があります。
今回は、標準仕様とオプション仕様との違いや、仕様を決める際の注意点について解説します。

■標準仕様とは?オプション仕様との違い

標準仕様とは、住宅会社が設定した住宅の基本プランに含まれる仕様を指します。
構造材・工法・内外装・窓や建具、水まわり設備などが含まるのが一般的です。
標準仕様といっても、色やデザインのバリエーションがあり、指定されている範囲内で選べば追加料金がかからないことがほとんどです。

一方、オプション仕様とは、標準仕様に含まれない素材や設備などを追加・グレードアップする仕様を指します。
オプション仕様は基本プランの範囲外となるため、追加料金が発生する点に注意が必要です。
また、会社によって取り扱いのないメーカーや商品があり、希望するものすべてがオプションで追加できるわけではありません。

■標準仕様の確認はなぜ重要?後悔しない家づくりのために

標準仕様の内容は、住宅会社ごとに異なるということをご存じでしょうか。
ある会社では標準仕様に含まれている設備が、他の会社ではオプション扱いで追加費用が発生するケースも。
たとえば、網戸やカーテンレールは、当然付いていると思いがちですが、住宅会社によっては標準仕様に含まれていないこともあります。

また、標準仕様の内容が不十分な場合、オプションを何個も追加する必要があり、コストが大きく膨らんでしまうでしょう。
同じメーカーの設備でも、標準仕様かオプション扱いなのかによって費用は大きく変わります。
予算オーバーを防ぐために、契約前に標準仕様の内容を細かく確認しましょう。

■見積もりだけで判断しない!標準仕様の落とし穴

一見見積もりが高く見えても、標準仕様のグレードが高いため、追加オプションが必要のなかったり、少なくて済んだりする住宅会社もあります。
逆に、最初の見積もりが安いからと契約したら、標準仕様の範囲が狭く、結果的にオプション費用がかさむケースもあるため注意が必要です。
住宅会社を選ぶ際は、一見の見積もり金額を単純に比較するだけでなく、標準仕様の範囲とグレードをしっかりと確認したうえで、比較検討することが重要です。

予算オーバーを防ぐために、契約前に標準仕様の内容を細かく確認し、オプションは優先順位を明確にして選択するようにしましょう。
また、オプション仕様を選ぶ際は、優先順位を明確にすることが大切です。
「絶対に必要なもの」と「あると便利なもの」を区別し、重要度の高い項目から予算を割り振ると、満足度の高い家づくりができます。