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子育てしやすい家とは?家づくりのアイデア10選 2021.06.17

2021.06.17

せっかくマイホームを建てるなら、「子育てしやすい家にしたい!」と思う方は多いでしょう。この記事では、「子どもを見守る」「子どもの安全・プライバシーを守る」「子どもの健康を守る」「家族の絆を育む」「子どもの心を育てる」という5つの視点から、子育てしやすい家のアイデアを10個紹介します!

子育てしやすい家を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

1. 子どもを見守る間取り2選
2. 子どもの安全・プライバシーを守る対策2選
3. 子どもの健康を守る工夫2選
4. 家族の絆を育むアイデア2選
5. 子どもの心を育てるアイデア2選

■子どもを見守る間取り2選

子どもが小さいうちは、家の中にも事故の危険がいっぱい。子どもが遊んでいる時、大人の目が届くような間取りにしておくと安心です。

●1 対面式キッチン

対面式キッチンなら、料理しながらでもダイニングやリビングの様子を見守れます。家を建てたあと、子どもがどこで遊ぶのかをイメージしながら間取りを決めましょう。たとえば、LDK併設の畳コーナーで遊ばせる予定なら、キッチンから畳コーナーが見える配置にしておくと安心です。

●2 LDKから見える庭

庭を作るなら、LDKから見える位置が理想です。目線の高さや窓の大きさに気を配り、立って家事をしていても子どもの様子を見守れるよう工夫しましょう。また、外遊びする子どもを座って見守れるようウッドデッキを作るのもおすすめ。

■子どもの安全・プライバシーを守る対策2選

事故を防ぐ、プライバシーを守るという視点で、子どもの安全を守る家づくりの工夫を紹介します。

●1 フェンス・目隠し壁

庭を作るなら、フェンスや目隠し壁を検討しましょう。高さのある土地の場合、子どもが落下してしまう危険性があります。必ず子どもが越えられない高さのフェンスを設けましょう。また、庭が大通りに面している場合などは、目隠し壁を作ることで、通りからの視線をカットできます。

●2 窓の配置

プライバシーを守る上では、窓の配置も重要です。お隣の家と窓の配置が重なると、家の中が見えてしまうことも。お隣の家の窓の位置や、家が建っていない場合は今後家が建つ可能性も考慮して、窓の位置や家の向きを決めましょう。

■子どもの健康を守る工夫2選

家は家族が長く暮らす場所。大切な我が子の健康を守る住まいにすることも大切です。

●1 木材を使う

木材には防ダニ・抗菌効果があり、ダニや菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

木材は、湿度が高い時は湿気を吸収し、湿度が低い時は湿気を放出します。これを自然の「調湿効果」と呼びます。研究報告によると、調湿効果によってウイルスの生存率が下がることから、木材には感染予防の効果があると考察されています。

また、木は細菌や虫などの外敵から身を守るため「フィトンチッド」という香り成分を放出します。フィトンチッドには、菌の増殖を抑制する抗菌作用、防虫作用があります。そのため、木材をフローリングに使うことで、ダニの発生・繁殖を抑制する効果もあると言われています。

ダニはアレルギー症状を引き起こすことがあり、菌は健康被害に直結します。防ダニ・抗菌効果に着目し、木材を家づくりに取り入れることを検討しましょう。

木材の防ダニ・抗菌効果については、こちらの記事もチェック!
木材には防ダニ・抗菌効果がある!自然素材の家で健康に暮らそう

●2 高気密・高断熱

室内の温度差からくる「ヒートショック」は、心筋梗塞をはじめ命にかかわる健康被害を引き起こす恐れがあります。ヒートショックを防ぐには、気密性能や断熱性能を高め、室内の温度差を減らすことが重要です。

家を建てるときは、C値やUa値といった気密性能や断熱性能を表す指標を確認しておきましょう。また、四季を通じて快適に暮らせるかどうかは、地域の気候によっても異なります。地域の気候を熟知した地元の工務店と家づくりをするのがおすすめです。

■家族の絆を育むアイデア2選

子どもが大きくなると、家族のコミュニケーションが減ってしまうという声も。家族が自然と顔を合わせる間取りにしておけば、子どもが成長してからも会話が生まれやすくなります。

●1 リビング階段

玄関からリビングを通らず2階に上がれるようにすると、帰宅後すぐに自室にこもってしまうことも。リビング内に階段があれば、帰宅後リビングを通って自室に上がることになります。キッチンやリビングの家族と「おかえり」「ただいま」と声を掛けあえば、そこから会話が生まれます。

●2 スタディコーナー

子どもが自室で勉強するようになると、家族と過ごす時間はめっきり減ってしまいます。リビングやダイニングの横にスタディコーナーを作り、スタディコーナーで勉強する習慣をつければ、同じ空間を共有できます。親の目線があることで、集中力がアップする効果も。

スタディコーナーについては、こちらの記事もチェック!
スタディコーナー最新トレンド!子どもの勉強習慣が身につく家

■子どもの心を育てるアイデア2選

子育てでは、子どもの心を育てることも大切。

●1 庭のある暮らし

庭をつくったり、玄関にシンボルツリーを植えたりすると、季節の変化が感じられ、情操教育になります。一緒に野菜やハーブを育て、収穫して親子で料理するのも素敵です。自然と触れ合う機会を通じて、感性が養われていくことでしょう。

情操教育については、こちらの記事もチェック!
お庭が情操教育に役立つ?子どもの心を育てる家

●2 ファミリーライブラリー

家族共有のファミリーライブラリーを作ると、子どもの知的好奇心が育まれます。2階ホールやリビングの一角など、家族が集まりやすい場所がおすすめ。