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居心地の良さは光で決まる!子育て家族の団らんを演出する照明計画の基本 2025.12.04

2025.12.04

日照時間が短くなる秋冬は、家の中で過ごす時間が自然と増える季節。
だからこそ、照明の質が暮らしを大きく左右します。
今回は、家族が集うリビングやダイニング、お子様が長い時間を過ごす子ども部屋に焦点をあて、住まいをより心地よくする照明計画のポイントをご紹介します。

■【リビング】光でくつろぎの空間を演出する

家族が集まるリビングは、あたたかみのある光を取り入れましょう。
オレンジがかった「電球色(2700〜3000K)※K=ケルビン/色温度」はリラックス効果が高く、くつろぎの空間を演出できます。
自然な色味でリビング・ダイニングのどちらにも取り入れやすい「温白色(3500K)」も人気です。
シーリングライトやダウンライトで空間全体を明るく照らしながら、ソファまわりには手元を照らす光をプラスすると、読書や作業も快適に。
明るさは、家族の団らん時で150〜300lx(lx=ルクス/照度)が目安。
読書には500lx、裁縫などの細かな作業をする際は1000lx程度あると安心です。
フロアランプやスタンドライトで、シーンに応じた明るさに調整しましょう。
とくに就寝前は、間接照明の光が効果的。空間がやわらかな光に包み込まれて、自然にリラックスモードへと切り替わります。

■【ダイニング】料理がおいしく見える光を選ぶ

ダイニングは、食事をいっそうおいしく見せてくれる、電球色や温白色の光が適しています。
ペンダントライトで低い位置から照らすと、料理の色や質感が引き立ち、食卓がぐっと華やかに。家族の表情も明るく映ります。
食事に必要な明るさは、300lxを目安に確保しましょう。
色温度や明るさを変えられる調光調色・機能付きの照明なら、シーンに合わせて光の表情を変えられて便利です。

■【子ども部屋】光で集中力を高める

子ども部屋は、学習しやすい環境づくりが大切です。
明るく自然光に近い「昼白色(5000K)」は、集中力を高める効果があるといわれています。
部屋全体を照らす全般照明で100lx、デスクライトを併用して750lx程度を目安に手元の明るさを確保してあげましょう。

照明のデザインによって、毎日の気分や住み心地は大きく変わります。
お部屋の用途や、どんな風に過ごしたいのかを具体的にイメージしながら照明を計画すると、満足度の高い空間づくりができますよ。