後悔しない外壁の柄選び!外観の表情が豊かになるコーディネート術 2025.08.07
2025.08.07住まいの印象を大きく左右する外壁。
なかでも「柄」は、外観を個性豊かに演出するための大事な要素です。
「主張する柄」と「なじむ柄」を上手に組み合わせることで、バランスがよく、印象的な外観に仕上がります。
今回は、柄選びで後悔しないためのコーディネート術を、施工事例とともにご紹介します。
■「なじむ柄」と「主張する柄」とは?
なじむ柄とは、細かい石目やタイル調など、遠目には柄が目立ちにくく、凹凸も少ないシンプルなものを指します。
壁全体に使用しても派手にならず、落ち着いた印象に。
一方、主張する柄は、大きな石積み調やレンガ調、木目調、ボーダー柄など、模様やラインがはっきりしていて、存在感があります。
アクセントとして部分的に取り入れると、外観にメリハリがつき、個性を演出できます。
■2つの柄を組み合わせて外観にリズムと深みを与える
美しい外観をつくるには、なじむ柄をベースに、主張する柄をポイントで効かせるのが基本です。
たとえば、玄関まわりや2階のバルコニーといった視線が集まりやすい部分に主張する柄を取り入れ、それ以外の面はなじむ柄を使うと、全体のバランスが整います。
また、シャープな印象を加えたいときは、縦方向に柄を張り分けるのも効果的。
柄の切り替え位置や面積のバランスに配慮することで、外観にリズムや奥行きが生まれ、魅力的なデザインに仕上がります。
■柄の組み合わせが映える施工事例
実際の施工事例を通して、なじむ柄と主張する柄を効果的に組み合わせた外壁コーディネートを見ていきましょう。
◇石積調×木目調でナチュラルモダンに
外壁のベースには、ホワイト系のなじむ柄を採用して、明るく爽やかな雰囲気に。
玄関ポーチには濃いグレーの石積調柄をアクセントに取り入れています。
建物の凹凸に合わせて柄を切り替えるとすっきりまとまり、デザイン性もアップ。
重厚感や高級感のある柄を加えると、外観に深みが生まれ、建物全体の印象をワンランク引き上げる効果も期待できます。
◇木目柄を効かせてスタイリッシュな外観に
外壁全体をシックなダークトーンのなじむ柄でまとめ、玄関まわりには色の濃淡が際立つ木目調の主張する柄をピンポイントで配置。スタイリッシュな佇まいに。
インパクトの強い柄も、使う面積を絞ることでほどよく個性を演出でき、目を引くファサードに仕上がります。
ぜひこの記事を参考に、理想の外観に合わせて外壁の柄を選んでみてください。
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