後悔しない間取りの決め方は?コツ&ポイントを解説 2025.03.20
2025.03.20家を建てるのは人生の一大イベントです。
だからこそ、住み始めてから「もっとこうすれば良かった…」という後悔は避けたいものです。
特に間取りは、日々の生活を大きく左右する重要な要素。
収納不足、動線の悪さ、コンセントの位置、使わない部屋の存在など、間取りに関する後悔は、後から修正するのが困難なものばかりです。
そこで今回は、理想のマイホームを実現するために、後悔しない間取りを決めるための具体的なコツとポイントを、分かりやすく解説します。
■現在の暮らしの不満点を洗い出す
まずは、今住んでいる家の不満点をリストアップしてみましょう。
「収納スペースが狭くて物が片付かない」「玄関からキッチンまでの動線が長くて不便」「室内干しのスペースが足りない」など、日々感じている不便さを書き出すと、理想の住まいを実現するための具体的な方向性が見えてきます。
■家族でこだわりや希望、意見を出し合う
「広々としたリビングが欲しい」「ウォークインクローゼットが欲しい」など、家族それぞれがどんな家に住みたいのか、どんな暮らしをしたいのかを話し合い、こだわりや希望を共有しましょう。
より具体的な間取りのイメージが湧いてきて、家族全員が満足できる住まいに近づきます。
■間取りプランニングで注意すべきポイント
間取りを決める際は、「生活動線」「採光・風通し」「ライフスタイルに合わせた収納」「将来の暮らし」の4点を意識すると、長く快適に暮らせるマイホームになります。
・生活動線に合わせて計画する
洗濯を効率よく進めるために「洗濯機と物干しスペース、ファミリークローゼットを近づける」、買い物帰りの動線を考慮して「玄関からパントリー・キッチンまでの距離を短くする」、帰宅後すぐに手洗いできるように「玄関と洗面室を隣接させる」といった工夫をしましょう。
実際の生活シーンをイメージして考えると、効率的に動ける間取りをつくれます。
・採光と風通しを意識する
自然光がたっぷり入る住まいは、室内を明るくしてくれるだけでなく、気持ちにもよい影響をもたらしてくれます。
また、湿気やカビを防ぎ、快適な室内環境を保つには、風の通り道も必要です。
窓の位置や大きさを工夫し、採光と風通しを意識したプランニングを心がけましょう。
・家族のライフスタイルに合わせて収納を考える
家族構成やライフスタイルに合わせた収納計画は、散らかりにくく片付けやすい家づくりの大事なポイントです。
たとえば、玄関に土間収納やシューズクロークを設けると、靴だけでなくベビーカーやアウトドア用品、コートなどをまとめて収納でき、外出や帰宅時の動作がスムーズに。
また、リビングに収納スペースを設ければ、日用品やお子様のおもちゃが片付けやすくなり、すっきりしたリビングを保てます。
・将来の変化も考慮する
家族構成やライフスタイルは、時間の経過とともに変化していくものです。
将来子どもが増えたり、親と同居したりする可能性も考慮し、柔軟に対応できる間取りを考えましょう。
たとえば、部屋を間仕切りで2つに区切れるように設計しておけば、子どもが成長して個室が必要になったときに対応しやすくなります。
また、子どもが巣立った後は趣味の部屋にするなど、ライフステージの変化に合わせて使い方を変えられるでしょう。
間取りを計画する際は、家族でしっかりと話し合いながら進めることが大切です。
現在の暮らしだけでなく、将来のライフスタイルの変化も見据えたプランニングを心がけましょう。