見落としがちな「水害・地震」に強い家づくりのポイント in 滋賀 2026.02.19
2026.02.19

琵琶湖を中心に豊かな自然が広がる滋賀県。
一方で、水辺の多い地形や活断層の存在から、この土地ならではの自然災害への備えについて考えておく必要があります。
今回は、滋賀の特性を踏まえた、自然災害に強い住まいづくりのポイントを解説します。
■「地盤と自然災害のリスクを知る」

安全な家づくりの第一歩は、地盤調査からはじまります。
滋賀県内には、湖岸エリアや河川沿いを中心に軟弱地盤が分布している地域があり、地震時に液状化のリスクが気になる場所も少なくありません。
まずは地盤調査で土地の性質を正しく把握し、必要に応じた地盤改良・補強工事を行うことが、住まいの耐久性を守る土台となります。
あわせて自治体のハザードマップで浸水想定や土砂災害のリスクをチェックしておけば、その土地に最適な対策を検討しやすくなるはずです。
■「耐震等級3」をひとつの目安に

地震対策を考えるとき、重要な指標となるのが建物の耐震等級です。
滋賀県には複数の活断層が存在しているため、将来的な大規模地震への備えは避けては通れません。
耐震等級には3つのランクがありますが、これから家を建てるなら、消防署や警察署など防災の拠点となる建物と同等の強度を持つ最高ランクの「等級3」を検討してみましょう。
万が一のときに家族の命を守るのはもちろん、地震が起きた後もそのまま住み続けられる安心感は、何にも代えがたいはずです。
■「水害リスク」を踏まえて考える

もうひとつ、滋賀の家づくりで検討しておきたいのが水害への備えです。
有効な対策として「基礎を高くする」という方法がありますが、高さによっては、建築コストの増加や、毎日の階段の上り下りが負担になることも。
そこで、視点を少し変えて、間取りで対策する方法も検討しましょう。
たとえば、1階部分が浸水するリスクを想定し、リビングや主要な居室をあらかじめ2階に配置しておくと、災害時も自宅避難が可能です。
自然災害に備えた家づくりは、大切な家族が長く安心して暮らしていくための生活の基盤です。
滋賀という地域の特性を正しく理解し、必要な対策を取り入れて、将来に備えた災害に強い住まいを実現しましょう。