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音が綺麗に響く家――木造住宅の「吸音効果」とは? 2021.11.11

2021.11.11

木造住宅には、音を綺麗に響かせる効果があることをご存じでしょうか?

木材は音を適度に吸収してくれるため、楽器を弾いたり音楽を聴いたりする時にぴったりな素材なんです!

今回は、音を綺麗に響かせる木造住宅の「吸音効果」についてご紹介します。楽器演奏や音楽が好きな方は、ぜひ参考にしてみてください♪

1.木造住宅の「吸音効果」とは?
2.「吸音効果」を注文住宅で活用するアイデア5選
3.木を上手に活用して家づくりをしよう

■木造住宅の「吸音効果」とは?

劇場やコンサートホールの内装には、木材が多く使われています。また、ギターやヴァイオリンといった楽器の素材としても、古くから木材が使われ続けています。

その理由は、木材の「吸音効果」にあります。

木材には多数の小さな孔が空いているため、音を適度に吸収して響かせてくれるのです。床や天井に木材を用いた部屋で楽器を演奏すると、低音・中音・高音をバランス良く吸収してくれるので、音がまろやかに聞こえます!

一方、コンクリートやビニル壁紙などの近年の内装材は、吸音力が低く、音が響きすぎたり耳障りに感じられたりすることもあるため、注意が必要です。

■「吸音効果」を注文住宅で活用するアイデア5選

続いては、音楽を楽しむ注文住宅のアイデアを3つご紹介します♪

●吹き抜けリビングでプチコンサートを楽しむ

お子様がピアノを習っている場合など、リビングにピアノを置く方も多いでしょう。

楽器演奏をするリビングなどを吹き抜けにして、天井や梁に木材を用いることで、楽器の音が美しく響く大空間を作れます。

休日に家族で好きな楽器を演奏し、プチコンサートを楽しむのも素敵。綺麗な音を聴きながら演奏すると、気分もぐっと高まりますよ◎

●2階ホールをご家族共有の趣味空間に

階段を上がった2階ホールをご家族共有の趣味空間にするのも素敵なアイデアです。天井や床に木材を用いることで、吸音効果はもちろん、深呼吸したくなるような心地よい空間に。

土地の条件にもよりますが、2階ホールなら、大きな窓を設けて景色を楽しめるようにするのも素敵です。美しい景色をながめながらの演奏は、心身を癒やし、家族の絆を深めてくれるでしょう。

壁にフックを取り付けて、お気に入りの楽器をディスプレイできるようにするのも良いですね。アクセントクロスや有孔ボードを活用すれば、自分らしいディスプレイを楽しめます◎

●スキップフロアを演奏スペースにする

1階と2階の中間に作るオープンな空間、スキップフロア。スキップフロアに楽器を置き、演奏スペースにするのも素敵です。

スキップフロアにすると、空間がタテに広くなり、開放感が生まれます。また、1階・2階とは視線の高さがズレるため、演奏に集中できます。

天井や床、階段手すりなどに、吸音効果のある木材を使用してみてください。

●ロフトを大人の趣味スペースにする

秘密基地のような屋根裏空間、ロフト。一人でのんびり演奏に没頭したいなら、ロフトを大人の趣味スペースにしましょう。程よい「おこもり感」のあるロフトなら、演奏に集中できます。

ロフトならほかの空間と違うインテリアにしても違和感がないので、木材を大胆に使うのもおすすめです。転落防止の柵を格子にするのも素敵ですね♪

●演奏専用の音楽ルームを作る

本格的に演奏を楽しみたいなら、専用の音楽ルームを作るというアイデアも。部屋の形を多角形にしたり、窓から景色を望めるようにしたり、注文住宅なら理想の音楽ルームを作れます。

ただし、広さのある音楽ルームを作るには、広めの土地が必要です。また、予算やほかの部屋とのバランスも考えて作るようにしましょう。

■木を上手に活用して家づくりをしよう

一般的に木造住宅というと、音が漏れやすく防音性は低いと思われるかもしれません。しかし木材には、自然の吸音効果があります。家づくりに上手に木を活用することで、劇場やコンサートホールのようなまろやかな音響空間に近づけることも可能です。

また、楽器を演奏するケース以外に、近隣に生活音が響くのを防ぎたいといった場合も、木材の吸音効果が役に立ちます!

ご自宅で楽器を演奏したり音楽を聴いたりするのが好きな方は、ぜひ家づくりに木材を取り入れてみてください♪

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