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【2020年4月新設】省エネ上位等級「断熱等性能等級5」「一次エネルギー消費量等級6」 2022.04.07

2022.04.07

SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けて、省エネ対策の重要性がますます高まっています。2020年4月より、住宅性能表示制度の「省エネ上位等級」が創設されました。

今回、新設の対象となったのは、「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」です。

断熱等性能等級は、これまで等級4が最高でしたが、新たに等級5が新設されました。一次エネルギー消費量等級は、これまで等級5が最高でしたが、新たに等級6が新設されました。

1.断熱等性能等級5の新設
2.一次エネルギー消費量等級6の新設
3.省エネ住宅にはメリットがいっぱい

■断熱等性能等級5の新設

断熱性能が高いと、「夏は涼しく、冬は暖かい家」になります。四季のある日本で、快適な住まいにしたいなら、断熱性能を意識することが大切です。

断熱等性能等級は、省エネ基準の1つで、断熱性能を含むいくつかの性能について規定されています。具体的には、断熱等性能等級は、外皮平均熱貫流率(UA値)で表されます。

UA値は、床・外壁・天井・窓などを通じて、室内から外部へと逃げる熱量を平均した値です。UA値が小さいほど断熱性能は高く、UA値が大きいほど断熱性能は低くなります。

断熱等性能等級ごとのUA値の基準は次の通りです。

等級5 UA値≦0.60【新設】
等級4 UA値≦0.87
等級3 UA値≦1.54
等級2 UA値≦1.67

これまで断熱等性能等級4が最高でしたが、等級4を満たすだけでは、十分に暖かい家にならないことが問題視されてきました。

断熱性能を示すため、UA値を伝える工務店もありましたが、建築用語になじみのない顧客からすると分かりにくく、断熱性能にこだわって家づくりをしている工務店の努力が報われない側面がありました。

今後、等級5が新設されたことで、顧客にとっても住宅の断熱性能をより判断しやすくなるでしょう。また、2025年度からは、等級4が最低限のラインとして義務化される予定です。

■一次エネルギー消費量等級6の新設

一次エネルギー消費量等級とは、外壁や窓などの断熱等性能だけでなく、クーラーや給湯器、照明などの設備も考慮し、総合的に一次エネルギー消費量を評価する値です。一次エネルギー消費量等級も、省エネ基準の1つです。

一次エネルギーとは、石油や太陽光など、自然界から得られるエネルギーのことです。一次エネルギーの消費量が少ないほど、省エネ性能は高くなります。

クーラーや照明など一次エネルギーを消費する設備を減らしたり、太陽光発電など一次エネルギーを生み出す設備を採用したりすることで、一次エネルギーを削減できます。

一次エネルギー消費量等級は、BEI(設計した建物の一次エネルギー消費量を基準一次エネルギー消費量で割った値)で表されます。BEIの基準は次の通りです。

等級6 BEI≦0.8(省エネ基準△20%)【新設】
等級5 BEI≦0.9(省エネ基準△10%)
等級4 BEI≦1.0(省エネ基準)

■省エネ住宅にはメリットがいっぱい

省エネ住宅は、環境にやさしく快適に過ごせるだけでなく、光熱費を抑えられるというメリットもあります。また、一定の基準を満たす省エネ住宅を建てることで、補助金を受け取れることもあります。

家づくりを進めている方は、断熱等性能等級や一次エネルギー消費量等級などの省エネ基準にも注目してみましょう。